溝付ナット(キャッスルナット)高型 低型 JIS B-1170
どんな商品か?溝付ナットは雌(おす)ナットの一種で、六角形の上部に6つの切り込みが入ったナットです。その形が城の形状に似ているので、キャッスルナットと呼ばれています。このナットには、王冠ナット (王冠のように見えるため) や溝付きナットなど、私たちが聞いたことがあるかもしれない他の名前もあります。
このナットは必ず、下穴付きラジアル穴ボルト/ねじおよび止めピン(割りピン)と組み合わせて使用します。使用の際は、ノッチ部分をボルト穴に合わせ、ボルトとキャッスルナットのノッチ部分に割りピンを差し込み、ナットの側面にしっかり巻き付くまで割りピンの脚を曲げます。これは、緩みが許されない強い振動の影響を受ける部分に対してロック機能を確保するためです。
おもに業界でよく見かけるセミタイプの溝付ナットには以下のような種類があります。
溝付ナット 1種高型(ハイタイプ) : 切欠き部(王冠部)がナットの六角部と平行な位置に表示されます。ナット高さが高くなりますので、ナット高さに制限がない用途に適しています。また、適用領域では割ピンがナット上に露出することがあります。
溝付ナット 1種低型(ロータイプ) : 切欠き部(王冠部)がナットの六角部と平行な位置に表示されます。通常タイプよりナット高さが薄くなり、ナット高さに制限のある用途に適しています。また、適用領域では割ピンがナット上に露出することがあります。
溝付ナット 2種高型(ハイタイプ) : 切り欠き部分(王冠部分)が六角部分に少し段差が付いています。ナット高さが高くなりますので、ナット高さに制限がない用途に適しています。また、このナットは割りピンの脚がナットの六角部分内に収まるように設計されているため、適用領域では割りピンがナット上に露出することはできません。
溝付ナット 2種低型(ロータイプ) : 切り欠き部分(王冠部分)が六角部分に少し段差が付いています。通常タイプよりナット高さが薄くなり、ナット高さに制限のある用途に適しています。また、このナットは割りピンの脚がナットの六角部分内に収まるように設計されているため、適用領域では割りピンがナット上に露出することはできません。
強力なロック機能があるため、製造コストと作業時間が必要となります。ボルト/ねじなどは円形に施工後、穴を開ける必要があり、作業には工具と人力が必要です。割ピンは脚を曲げるのにペンチが必要で、操作にも人力が必要です。最終的に、溝付ナットをその形状にするためには、製造工程でもさらに多くのツールが必要になります。
使い方:溝付ナットは、ノッチの隙間がねじの下穴に一致するまでねじ山に固定し、次に止めピン(割りピン)の頭部分が円形部分に完全に達するまでねじとナットを通して止めピン(割りピン)を挿入する必要があります。次に、ペンチを使用して、溝付ナットの外側のノッチ部分を完全に包み込むまで止めピン(割りピン)の脚を曲げます。
どこでどのような仕事でこの製品を使用するか:溝付ナットは一般的にオートバイのホイール、自転車のホイール、機械部品、自動車部品、航空機部品などのベアリングなど、緩みが許されない強力なゆるみ止め機能を必要とする用途に多く使用されており、自動車業界でよく見かけるナットです。
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溝付ナット(キャッスルナット)高型 低型 JIS B-1170: 私たちはネジの生産シェアで日本1位を誇る大阪に拠点をおき、70万点以上の製品を取り扱っています l M1-M100まで様々なサイズや材質の製品を1個から出荷いたします l スピード出荷 1日-2日でお届けします